North Shore, 12 bites
オアフ島ノースショアを楽しむ12のヒント

(4)冬の旅人

Whales
ザトウクジラ

夏は穏やかなノースの海だが、冬になるとはるかアリューシャン列島の低気圧がノースの海辺に大波を届ける。そして12月から、トリプル・クラウンなどのサーフ・コンテストが次々開催される。
冬のノースショアに来るのは大波だけではない。沖合にはザトウクジラが集まってくる。春から夏にかけてカナダやアラスカの海でニシンやオキアミを食べていたクジラたちは、秋になると温かいハワイの海へと移動する。12月から2月は、出産と子育ての季節だ。冬の間、ノースの沖でザトウクジラの親子の姿を目にすることができる。

(5)神さまからのおつかい

Honu
海亀

海亀は、ハワイでは「Honu(ホヌ)」と呼ばれ、人々に敬愛されている。外壁や門にその姿を彫っている家もある。
ホヌがやって来る浜辺で最も有名なのは、ハレイワからすぐのラニアケア・ビーチ。ひと目見ようと大挙する観光客からホヌを護るため毎日浜辺をパトロールしているのが、2007年設立のNPO「Malama na Honu(ホヌを護ろう)」の人々。海亀の行動をモニタリング、研究し、様々な保護活動を行っている。ハワイには海亀やイルカ、アシカなど、海の生き物たちを保護するNPOが各地にある。

(6)聖域から眺める夕陽の絶景

Pu’u o mahuka Heiau
プウ・オ・マフカ・ヘイアウ

オアフ島最大のヘイアウ(聖域)。メネフネによって建造されたという言い伝えがあるここは、夕陽の絶景スポットでもある。
ノースの海辺で見る夕陽は本当に美しい。サンセット・ビーチの夕景はもちろん、ホヌが身体を休めるラニアケア・ビーチの夕暮れも極上だ。「プウ・オ・マフカ・ヘイアウ・ステイト・モニュメント」パークは、ププケアの丘の上にあり、眼下にワイメア・ベイを一望できる。