Coyote meets Patagonia
ヴェンチュラ、リノ。パタゴニア取材日記。

 パタゴニアらしく、社員一人ひとりの自己責任と裁量で、出社時間やスタイルは決められる。早朝に出社して、お昼前に川でフライフィッシングを楽しみ、ランチの後また仕事に、というスタッフもいれば、朝、来たらすぐランをして、それから仕事というスタッフもいる。広い倉庫内を自転車で移動する者もいれば、スケートボードを活用する者もいる。すべてがとても自由な雰囲気。

またここには、使わなくなったパタゴニアの衣服やカバンが各地で集められた後に運び込まれ、専属スタッフが1日中「再生作業」に勤しんでいる。コットンの衣服なら、1本の糸に戻したり、古いアウターやジャケットをリペアしたり。見ていると、気の遠くなるような作業だが、「同じことを永遠にやらなくちゃけない感じするかもしれないけれど、ある意味これって、瞑想に近いと思う」